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ハムスター

小学生の頃、ハムスターを飼っていました。

真っ白いネズミです。

名前は「チュー子」と付けました。


メスだったからです。


オスなら「チュー太郎」にするつもりでした。


ベタ過ぎます。


鳥かごでチュー子を飼っていたのですが、ヤツはよく脱走していました。

チュー子の脱走後の隠れ家は決まっていました。


部屋の隅の勉強机の下。


決まって夜の内に脱走します。

ハムスターは夜行性だからです。


朝になって、鳥かごにチュー子が見当たらないと、

勉強机の下を覗きます。


チュー子は、部屋の隅で丸くなって寝息をたてて熟睡中。

「やれやれ」と思いながら、手で掴んでカゴに戻す。


チュー子はかわいいヤツだった。

オイラの掌の上でヒマワリの種をカジっていた。

脱走中にオイラと目が合うと

「ゲッ 見付かっちまったい」というリアクションをみせる。


小学校から家に帰って来るのが、毎日楽しみだった。

チュー子と遊べるから。

毎日チュー子と遊んでいた。



ある日の朝、また鳥カゴにチュー子の姿が見えない。

いつもの様に、机の下を覗いてみた。


「あれ、居ない」


いつもの隠れ家にチュー子が居ない。


「お母さーん!チュー子がいつもの所に居ないよー!」


「直ぐに、出てくるわよ」


母の言葉とは裏腹に、チュー子は出て来なかった。

次の日も、また次の日も。


オイラは悪い予感がした。

今までの脱走期間の記録を大幅に上まっていた。


「猫なんかに食べられてなければいいな」
「帰って来なくてもいいから、どこかで幸せに生きていてくれ」


一週間が過ぎた。

チュー子が何時帰って来てもいいように、ヤツの鳥かごには

新聞紙で作った柔らかい寝ぐらと、好物のヒマワリの種を

用意して置いた。


母が、固くなって動かなくなったチュー子を見つけたのは

それから直ぐの事だった。


風呂場の煙突の穴に頭だけ入れて、死んでいた。


ありがとう、チュー子。

君との日々は、すごく楽しかった。
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